企業と関係性を深めご自身のキャリアへつなげるにあたって、面談や面接は非常に重要なコミュニケーションの機会です。
しかし、新卒一括採用の文化が根強かった日本では、転職・副業を視野に入れた「面談」の概念は発展途上のため、各社によって定義やニュアンスが微妙に異なる場合があります。
以下の区分を参考にしつつ、企業担当者へ確認しながらコミュニケーションを深めてください🤝
☕カジュアル面談
副業/正社員問わず面接などの選考フローに入る前に、企業担当者と候補者の方がお話する機会です。
情報交換・相互理解が主な目的の会になります。企業からの会社・サービス・ポジション等紹介をはじめ、候補者の方の経歴ややりたいことを聞くなど、双方フラットな立場で話をします。
初回の交流のきっかけとして用いられることが多く、業務詳細をさらに聞きたい場合には「通常面談」、意思が固まって選考を受けたいとなった場合には「面接」につながるケースが多いです。
副業・業務委託の場合には、カジュアル面談で双方合意ができた場合はそのまま契約へとつながるケースもあります。契約内容をきちんと確認して納得・すり合わせを怠らないようにしましょう。
<参考記事」カジュアル面談ってどんな面談?>
💬通常面談
カジュアル面談を経て、もしくはすでに会社概要を知っている場合に、業務やチームを詳しく理解してもらうために行われる面談です。代表や採用担当者だけでなく、実際に業務を近くで行うことになる担当者やメンバーと話すことが比較的多くなります。
カジュアル面談と同様に選考フローに入る前に行われるものだけでなく、選考が始まった後により興味を持ってもらうための手段として取り入れられることもあります。
✍️面接
面談と異なり、採用・選考に直結しているのが「面接」です。応募者の立場としては選考に関わる「面接」なのかそうではない「面談」なのかを、事前に企業担当者と十分にコミュニケーションを取ることをおすすめします。
面接は採用に直結するため、現職への影響・他に応募/選考している候補先への影響も考えて、フローを進めることが望ましいです。
また正社員・アルバイトなど雇用契約を伴う選考の場合は、面接前に「労働条件の明示」がなされているかを確認するようにしてください。もし詳細の明示がされていない場合には、企業に依頼するようにして下さい。